淀
淀川さん (7xct84m9)2021/5/28 23:51 (No.2358)【名前】西蓮地 珀弥( さいれんじ びゃくや )
【性別】男
【年齢】21
【所属】国家機密部隊 / 第一部隊 / 軍医
【性格】
対人距離がかなり狂っていて、初対面でも見知った仲でも、基本的に距離が近い。何が起こっても楽しめる程の度胸はなかなかのもので、危険でない限りは「 おやおや 」と流している。来る者拒まず去るもの追わず、求められなくても要らないと言われても与えるだけ与えて満足気に笑っているような人。そして構いたがり。
口を開けば、他人への褒め言葉が飛び出してくることが多く、些細なことから気付いたこと全てになにか一言褒めなければ気が済まないのだとか。全て本心から溢れる言葉なのだが、なにぶんあらゆる事を褒め過ぎ、ということもあり信憑性は薄い。それらを世辞で丸め込まれているのだと判断し、軽々しく軽薄な奴だと酷評する者も中にはいるだろう。
しかし、伝える言葉は全て、決して悪意あるものでは無い。それだけはどうか、心に留めておいてほしい。
他人に甘く、自分にも甘く、身内には更にとことん甘くがモットーである彼は、幼い頃に母から言われたいくつかのことを守り、それを決して破らないように生きている。
一つ、何があっても人を第一に想い慈しみなさい。あなたが人に分け与えた与えた優しさは、必ず還ってきます。
二つ、人を恨んではいけません。奪われたとしても、人同士で争うことはあってはなりません。
三つ、自分の心を大切にしなさい。自分のことは自分で決めて、人に迷惑を掛けないようにしなさい。
四つ、妖を一匹残らず殺しなさい。彼奴等を許してはなりません。例え命が尽きようと、滅しなさい。
だから、彼は誰にだって優しくする。人を信じて、優しさはいつの日か還って来るのだと信じている。
だから、彼は敵味方に執着しない。同じ人間同士で争っても何もいい事は無いと、そう考えている。
だから、彼は何を言われても決して信念を曲げない。一人で、全て完結しようとする。
だから、彼は妖を拒んでいる。許してはならない絶対悪なのだと決めつけ、滅ぼさなくてはならないものだと。
それでも彼はただの一個の人間で、母の言いつけを全く疑問に思わない訳じゃない。
人にしたことは自分に返ってくると言うけれど、本当に優しさも適応内なのか? 最大の敵は、自分たち人間ではないのか?
全ての妖が、悪いと決めつけるのは正しいのか?
自問自答を繰り返しながら、いつ言われたかもはっきりと覚えていない言いつけを反芻して、義務的に守り続けている。彼には、敵意があるようで、根本的な敵意がない。
【容姿】
夜に街を覆う暗闇を集めたような濡れ羽色の黒髪は、光の当たり具合に寄るものか、不思議と淡く青や紫を帯びているように見える。前髪は、横髪後ろ髪と比べても遜色ないどころか、寧ろそちらの方が伸ばされているといっても過言ではない。三又に分けた真ん中だけが長いという少々個性的な髪の下ろし方をしている。ここだけの話、アイデンティティという程ではないが、毎朝ちゃんと前髪を整えているようなので、癖毛や無精によるものではなく故意的な髪型。
目尻の下がった目付きは柔らかく、そこから覗く瞳はなんとも不思議な色。瞳の上は暗い宇宙を思わす色をしているのに、下は真逆で太陽の光のような色。その二つが重なり合って、夕暮れの空のような瞳が浮かんでいる。
所々に差し色として金や黒があるものの、全体的に白一色の軍服、腰には紺色の帯皮が通されている。磨かれた革靴からは、大切に手入れしているのだと一目で分かるほどの光沢が伺える。
薄ら水色がかった長い白衣を羽織っているさまは、さながら疑いようのないまでに医者そのもの。
仮にも軍医、清潔であることを心掛け、大した意味があるかは不明だが指先と手の甲、掌が大きく開いた薄灰色手套を身に付けている。なんの効果があるのかは本人もよく分かっておらず、雰囲気で付けているに過ぎない。
【身長】173cm
【武器】
杖( 仕込み銃 ・ 仕込み刀 )
【武器顕現】
顕現すること、それは彼にとって、一種の祈りのようなもの。胸に手を当てれば、呼応して空から無数に純白の羽根が舞い落ちる。地面についてしまえば雪のように溶けて消えてしまう、冷たくも暖かくもない羽根。
中に一つだけ、赤く染った羽根があります。それを掬うように手を差し伸べれば、柔らかな風と共に一つの杖が手元に現れるのです。見た目は一般的な木製の杖。しかしただの杖と侮ることなかれ。
杖先をあなたに向ければ、そこには鋭く尖った刃が数枚。持ち手の部分にある金具を外してしまえば、静かに佇む銃口が。杖そのままで殴りかかってしまっても、外の国から仕入れた硬い木材から造られる其れでは、痛いでは済まされないことでしょう。
一体全体天使の羽根か。いやいや、これはきっと、白い異端な鴉の羽根なのです。
【好/嫌】
好 / 枇杷.読書.噂話.散歩.甘い物.
嫌 / 怪異.寒天.動物.苦い物.油物.
【備考】
一人称 / 私.僕.
二人称 / 君.
国家機密部隊、第一部隊の 「 西蓮地 乃々華 」 とは、義理の姉弟である。
【SV】
「 初めまして 。私は 西蓮地 珀弥 、第一部隊の軍医をしているよ 。あまり怪我はして欲しくないけど … 、もし何かあったら 、遠慮なく言ってくれると嬉しいな 。 」
「 君は一体どうして軍に ? …… え、私かい ? うーん 、成り行き 、かなぁ 。………… ふふふ 、嘘嘘 ! 月並みだけれど 、怪異を殲滅して人を助けたいからだよ 。 」
「 善と悪の違いって、一体誰が決めるものなんだろうね? 私にはそれが分からないんだ。此方と其方、双方の一部での認識差が、余りにも大きすぎる気がするんだよ。私見だけどね。 」
「 これはこれは … 綺麗にぱっくり切れてしまっているね 。勿論手当はするけど、安静にしておいてくれよ ? 最低でも今日中は仕事も修練もお預け ! いいね ? 絶対だよ。 」
「 動物。存在自体は嫌いじゃないし、普通に愛らしいとも思うけど …… 。体質がね 、合わなくて 。それが無ければ撫でてみたいんだけどね … 。 」
「 御早う。あ、もしかして今日はだったかな ? うーん 、 矢張り治療にあたってばかり居ると時間感覚が鈍るね 。 」
「 僕、少し寄りたい所があるんだ 。 対した用事じゃないし少し遠いから先に帰ってて、姉さん 。 遅くなると危ないしね 。 」
「 姉さんは … 、冷たいと思われることが多いみたいだけど 、優しい人だよ 。私よりもずっと医学の腕があって 、気まぐれだけど芯をしっかり持っている 。 私にとっては、誰よりも信頼出来る大切な家族だよ 。 」
【 + 】
木菟さん宅の「 西蓮地 乃々華 / 天塚 雪乃 」 さんと義理姉弟関係を組ませていただいています。ありがとうございました。
全身