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淀川さん (7xct84m9)2021/5/28 23:51 (No.2358)
【名前】西蓮地 珀弥( さいれんじ びゃくや )

【性別】男

【年齢】21

【所属】国家機密部隊 / 第一部隊 / 軍医


【性格】
対人距離がかなり狂っていて、初対面でも見知った仲でも、基本的に距離が近い。何が起こっても楽しめる程の度胸はなかなかのもので、危険でない限りは「 おやおや 」と流している。来る者拒まず去るもの追わず、求められなくても要らないと言われても与えるだけ与えて満足気に笑っているような人。そして構いたがり。
口を開けば、他人への褒め言葉が飛び出してくることが多く、些細なことから気付いたこと全てになにか一言褒めなければ気が済まないのだとか。全て本心から溢れる言葉なのだが、なにぶんあらゆる事を褒め過ぎ、ということもあり信憑性は薄い。それらを世辞で丸め込まれているのだと判断し、軽々しく軽薄な奴だと酷評する者も中にはいるだろう。
しかし、伝える言葉は全て、決して悪意あるものでは無い。それだけはどうか、心に留めておいてほしい。
他人に甘く、自分にも甘く、身内には更にとことん甘くがモットーである彼は、幼い頃に母から言われたいくつかのことを守り、それを決して破らないように生きている。

一つ、何があっても人を第一に想い慈しみなさい。あなたが人に分け与えた与えた優しさは、必ず還ってきます。
二つ、人を恨んではいけません。奪われたとしても、人同士で争うことはあってはなりません。
三つ、自分の心を大切にしなさい。自分のことは自分で決めて、人に迷惑を掛けないようにしなさい。
四つ、妖を一匹残らず殺しなさい。彼奴等を許してはなりません。例え命が尽きようと、滅しなさい。

だから、彼は誰にだって優しくする。人を信じて、優しさはいつの日か還って来るのだと信じている。
だから、彼は敵味方に執着しない。同じ人間同士で争っても何もいい事は無いと、そう考えている。
だから、彼は何を言われても決して信念を曲げない。一人で、全て完結しようとする。
だから、彼は妖を拒んでいる。許してはならない絶対悪なのだと決めつけ、滅ぼさなくてはならないものだと。

それでも彼はただの一個の人間で、母の言いつけを全く疑問に思わない訳じゃない。
人にしたことは自分に返ってくると言うけれど、本当に優しさも適応内なのか? 最大の敵は、自分たち人間ではないのか?
全ての妖が、悪いと決めつけるのは正しいのか?
自問自答を繰り返しながら、いつ言われたかもはっきりと覚えていない言いつけを反芻して、義務的に守り続けている。彼には、敵意があるようで、根本的な敵意がない。


【容姿】
夜に街を覆う暗闇を集めたような濡れ羽色の黒髪は、光の当たり具合に寄るものか、不思議と淡く青や紫を帯びているように見える。前髪は、横髪後ろ髪と比べても遜色ないどころか、寧ろそちらの方が伸ばされているといっても過言ではない。三又に分けた真ん中だけが長いという少々個性的な髪の下ろし方をしている。ここだけの話、アイデンティティという程ではないが、毎朝ちゃんと前髪を整えているようなので、癖毛や無精によるものではなく故意的な髪型。

目尻の下がった目付きは柔らかく、そこから覗く瞳はなんとも不思議な色。瞳の上は暗い宇宙を思わす色をしているのに、下は真逆で太陽の光のような色。その二つが重なり合って、夕暮れの空のような瞳が浮かんでいる。
所々に差し色として金や黒があるものの、全体的に白一色の軍服、腰には紺色の帯皮が通されている。磨かれた革靴からは、大切に手入れしているのだと一目で分かるほどの光沢が伺える。

薄ら水色がかった長い白衣を羽織っているさまは、さながら疑いようのないまでに医者そのもの。
仮にも軍医、清潔であることを心掛け、大した意味があるかは不明だが指先と手の甲、掌が大きく開いた薄灰色手套を身に付けている。なんの効果があるのかは本人もよく分かっておらず、雰囲気で付けているに過ぎない。


【身長】173cm


【武器】
杖( 仕込み銃 ・ 仕込み刀 )


【武器顕現】
顕現すること、それは彼にとって、一種の祈りのようなもの。胸に手を当てれば、呼応して空から無数に純白の羽根が舞い落ちる。地面についてしまえば雪のように溶けて消えてしまう、冷たくも暖かくもない羽根。

中に一つだけ、赤く染った羽根があります。それを掬うように手を差し伸べれば、柔らかな風と共に一つの杖が手元に現れるのです。見た目は一般的な木製の杖。しかしただの杖と侮ることなかれ。

杖先をあなたに向ければ、そこには鋭く尖った刃が数枚。持ち手の部分にある金具を外してしまえば、静かに佇む銃口が。杖そのままで殴りかかってしまっても、外の国から仕入れた硬い木材から造られる其れでは、痛いでは済まされないことでしょう。

一体全体天使の羽根か。いやいや、これはきっと、白い異端な鴉の羽根なのです。


【好/嫌】
好 / 枇杷.読書.噂話.散歩.甘い物.
嫌 / 怪異.寒天.動物.苦い物.油物.


【備考】
一人称 / 私.僕.
二人称 / 君.

国家機密部隊、第一部隊の 「 西蓮地 乃々華 」 とは、義理の姉弟である。


【SV】
「 初めまして 。私は 西蓮地 珀弥 、第一部隊の軍医をしているよ 。あまり怪我はして欲しくないけど … 、もし何かあったら 、遠慮なく言ってくれると嬉しいな 。 」

「 君は一体どうして軍に ? …… え、私かい ? うーん 、成り行き 、かなぁ 。………… ふふふ 、嘘嘘 ! 月並みだけれど 、怪異を殲滅して人を助けたいからだよ 。 」

「 善と悪の違いって、一体誰が決めるものなんだろうね? 私にはそれが分からないんだ。此方と其方、双方の一部での認識差が、余りにも大きすぎる気がするんだよ。私見だけどね。 」

「 これはこれは … 綺麗にぱっくり切れてしまっているね 。勿論手当はするけど、安静にしておいてくれよ ? 最低でも今日中は仕事も修練もお預け ! いいね ? 絶対だよ。 」

「 動物。存在自体は嫌いじゃないし、普通に愛らしいとも思うけど …… 。体質がね 、合わなくて 。それが無ければ撫でてみたいんだけどね … 。 」

「 御早う。あ、もしかして今日はだったかな ? うーん 、 矢張り治療にあたってばかり居ると時間感覚が鈍るね 。 」

「 僕、少し寄りたい所があるんだ 。 対した用事じゃないし少し遠いから先に帰ってて、姉さん 。 遅くなると危ないしね 。 」

「 姉さんは … 、冷たいと思われることが多いみたいだけど 、優しい人だよ 。私よりもずっと医学の腕があって 、気まぐれだけど芯をしっかり持っている 。 私にとっては、誰よりも信頼出来る大切な家族だよ 。 」



【 + 】
木菟さん宅の「 西蓮地 乃々華 / 天塚 雪乃 」 さんと義理姉弟関係を組ませていただいています。ありがとうございました。
全身
淀川さん (7xct84m9)2021/5/29 00:04削除
削除パスワードを設定し忘れてしまったので、返信で訂正を失礼します。
所属、SVの一部において誤字がありました。正しくは「 第一部隊 」 ではなく、「 第二部隊 」 です。
返信
返信1
ケイさん (7xlh0cxp)2021/5/28 19:27 (No.2351)削除
【名前 】神々廻 善三郎 (ししば ぜんざぶろう)
【性別】男
【年齢】23
【所属】国家機密部隊 / 第一部隊/隊員
【性格】堅物。礼儀正しい。規律や秩序は遵守する。怪異は全て殲滅する人間は悪でなければ良し。忠誠心の高さと己を弁える器量は隊でも指折り。しかし、その強すぎる忠誠心は女に惚れたらその女を縛り付けてしまうほどの独占欲となりうる。
【容姿】白い軍服と手袋を着用。白い制帽を頭に被る。雨や冬になると軍服と同じデザインの外套(がいとう(コートやマント))を羽織る。髪を後ろに撫で付けたオールバックが特徴の、黒髪黒眼の青年。
髪を下ろすと無造作な感じの前髪になる。背が高く、体格も筋肉質。
【身長】196cm
【武器】体術、軍刀
【武器顕現】指で十字を切れば瞬で現れる。
【好/嫌】好:甘いもの、おにぎり 嫌: 怪異、賭け事
【備考】大国主大神を代々奉ってきた大社の末裔。人が住むことを良しとし、それ意外の怪異を悪とし、人の生きる世のために尽くす家系とし、古来より大きな権力家の一つとしていた。才あるものは機密部隊へと配属となり国の為に生きる。
幼い時より武道、体術、農業学、漁業学、応急学等の大国主大神が国作りにおいて人に与えた知識に、特に通じている。大食い。体を鍛えることが日課。甘いものが好き。愛称は「善」「三郎」。
【SV】「邪魔だ」「…‥失せろ。」「はっ!私は、国家機密部隊が第一部隊隊員、東郷 善三郎であります。」「…‥………ああ、美しいな。俺だけのお前は美しい。」「…‥…あいすくりん、とやらを一つ頼みたい。」
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蜂ミツさん (7xn1izg0)2021/5/27 07:35 (No.2321)削除
【名前】包(ツツミ)
【性別】女
【年齢】120(見た目10代後半くらい)
【種族】手袋の怪異(元は付喪神)愛情たっぷりの白単色の手作り手袋。薄い布で温かくはないないが無いよかマシ。そんな手袋。
【性格】
一言で言えば幼い。人の言う事は聞かないわ、我儘するわ、無理やり何かをやらせようものなら駄々をこねて全力で抵抗してくる。そのくせ叱られるとすぐに泣く。一見教養のあるお嬢様感はあるが……それは黙ってればの話。彼女が黙るのは欲しいものを買ってくれなくて拗ねた時くらいだ。こういった幼さを残しているのに憎悪の心は一丁前に持っている。この幼さが一層彼女の憎悪を膨らませているのだろう。憎悪と共に人間に対するトラウマも持ち合わせているためガキのくせして疑り深くなってたりもする。
【容姿】
白髪で肩甲骨辺りまで伸びている。部分的に黒い髪もある。顔は幼い。まだまだ子供って感じ。子供用の着物の上に白い羽織を羽織っている。肌は上等の布のようにさらさらしており触り心地は良い。基礎体温は低め。ひんやりしている。体付きも大人になる2歩手前。発育遅め。少し汚れた白い手袋を常に身に付けている。
【身長】
142cm(変動アリ)
【能力】
対象の相手が今一番欲しいもの、失って後悔した物の幻影を見せる。それが金ならば金銀財宝を。女ならば絶世の美女を。力ならば武器を。友人であれば友人を。家族であれば家族を。とにかく手が出てしまう程欲しいものを見せる。ヒトガタであれば自分自身をその姿に化ける事も可能。
その幻影、化けた本人に触れてしまえば触れた手先から段々と体温を奪われていく。のんびりしてたらぽっくり逝ってしまうかも。
【顕現方法】
1番手っ取り早いのが雪の降る日に「寒い」と言いながら手を擦り合わせていると何処からともなくやってくる。
もしくは6歳前後の女の子に「手袋が欲しい」と言わせるのも一つの手。
契約後は手袋をした状態で左手の甲でおでこを3回叩けばちまっとしたのが出てくるだろう。
【契約方法】
顕現させる前に付近に雪だるまか泥団子を作っておきましょう。数は幾つでも良いですが多いに越したことはないです。最低でも3つは作っておきましょう。サイズは問いません。
顕現させる時は手を布で包んでいてください。
彼女は貴方が今1番欲しいものを差し出してきますが全て幻影です、騙されてはいけません。
彼女が「何が欲しいの?」と聞いてくれば「白い手袋」とお答えください。付近に雪だるま等が無ければ「何が欲しいの?」と聞いてくれません。
しっかりと用意していれば、「本当に?」とか結構疑って来ます。
貴方の真っ直ぐな気持ちをぶつけましょう。好意とかでは無くとにかく手袋が欲しい事を伝えてください。
何とか説得出来れば心もとないですが貴方の手を寒さと穢れから護ってくれる貴方専用の手袋になるでしょう。
【契約者】無
【好/嫌】
ほかほかの白ご飯、雪だるま、泥団子/きゅうり、暗い場所、説教
【備考】

──雪の降る日にどこからともなくガキの声がしたら手を布で包め。
落ち葉の中に手を突っ込んでもいい。
とにかく手を出すな。
何を差し出してきても手を出すな。
それが何よりも欲しい物だとしても絶対にだ。
絶対に触れるな。絶対に。

元の持ち主に捨てられたと勘違いして怪異となった思い込み系怪異ちゃん。
化けるものによっては身長が変化する。
彼女の白い手袋には一切血痕が付きません、不思議。
【SV】

「ぜーんぶニセモノなのにねー、かわいそーな人。」

「どうせ捨てるんでしょ?使い物にならないとか付けても変わらないとか言ってさ。そんな人について行く気は無いから。」

「お腹すいたぁ!お腹すいたー!!もう疲れたぁ!!!ご飯食べたぁい!!!動きたくなぁい!!」
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返信0
さん (7xq1srqk)2021/5/27 00:24 (No.2313)削除
【名前】天羽 螢(アモウ ケイ)
【性別】男性
【年齢】25歳
【所属】国家機密部隊/第一部隊 軍医
【性格】常々柔かな表情を浮かべ、丁寧ながらもどこか飄々とした物言いが多い人物。上司は勿論の事、同僚へも常に敬意を払いながら接しているという。慣れてきた相手には時折適当な言葉が飛ぶかもしれないが、それはご愛嬌。どうか気を悪くしないで。
幼い頃から根っからの研究者気質、一度書物を読み始めれば、夕飯の時間だろうが徹夜だろうが、キリが良くなるまで止まらない_と言っても、流石に軍医、緊急時はきちんと止めて対応しに行くのだが。『一つのことに集中しがち』という理由から身辺整理が兎に角下手で、読み終わった書物は机に積み上げ、書類はある程度まとまっていれば良い(他人から見たら大雑把過ぎるほど)のスタンスである。
軍医としての腕はそれなり。と言うのも、一度治療したことのあるものや知識として得ているもの、誰かが治療しているのを見たことがあるものであれば、記憶を辿り正確な治療をする事が可能。全く見たこともないものの場合、治療をきちんと済ませる事は可能だが常人以上に精神的にキてしまうらしく「心臓が痛いねぇ…」とかなんとか言うが真意は。
想い人は現在無し。家族とはとっくに疎遠になり、自分自身今の生活が性に合っているという理由から、あまり興味を示していない。もし好意を抱く相手が存在したならば、相手を傷付けてしまわぬように、嫌な思いをさせないように__不器用ながらも温かく寄り添うように努めるだろう。

【容姿】《Picrew「厭離穢土メーカー」様より引用》細身といえば細身、身体付きは筋肉質である。髪は葵色で、ふわりと柔らかな髪質、前髪は左目を隠すように伸ばされている。どこか眠たげな目は長い睫毛に縁取られ、瞳は透き通った竜胆色。整った平行眉に、すらりとした鼻筋、口許には黒子が一つ。仰月型の唇は薄く、高確率で口角が上がっている為、常に微笑みを浮かべているように見えるだろう。生まれつき視力が弱い為に眼鏡を使用しており、眼鏡自体を首から下げる事が出来るように紫の組紐を付けることで、取り外しした際にどこかへ置く手間を省いているらしい。因みに眼鏡を外すと殆ど視界が霞む故に目を細める為、とても目つきが悪くなる。
詰襟の学生服を模した隊服をきっちりと着込んだ上に『ぱっと見で軍医だと判別できるように』裾の長い白衣を前開けでゆるりと羽織る。隊服の上着の上から着用しているベルトには、簡易的で小さな救急箱を3個程常備、それぞれ中には緊急時の手当に使用する包帯やら薬品やら、その他諸々必要な物が入っているらしい。靴は一本紐編み上げ靴で、通常よりも多少靴底が高くなっているものを愛用している。
【身長】175糎
【武器】弓矢(重藤弓)
【武器顕現】獲物に狙いを定めるように指を指し、弓を引き絞る動作をとれば__すぐ様、蛍のような淡い光に包まれた、端に小さく竜胆が彫られた弓が顕現。同時に背には矢が10本程度入った紐付き(背負う形)の矢筒が現れる。
対象1人に対して10本以上の矢を消費する事は許されない。狙いを澄ませ、限りある中で獲物の心の臓を射抜かなくては。最大射程は約450米。
この弓自体は叔父から継いだ物であり、幼い頃から触れていた大切な物_所謂形見。

【好】読書(最近では西洋の医学書から、ぽっと出作家の作品まで、気になるものは全て読み尽くそうとする、所謂『本の虫』と言うやつである。)

卵糖(ふんわりとした黄色い生地に茶色くほろ苦い生地が天辺を覆っている卵糖(カステラ)を、緑茶と共に食すのが至福の時なのだそう。甘味自体あまり得意ではないけれど、こいつだけは別である。ふわふわ。)

珈琲(独特の苦味が癖になる。併せて眠気も吹き飛ぶ、良い嗜好品である。)


【嫌】酒(飲めない訳ではないが、酔いが回る感覚、性格が変わってしまうのが嫌だと言う。そんなに呑んでいないのに呑まれてしまうのだから、飲まないに越した事はないだろう?)

水泳(幼い頃に川で溺れて命を失いかけてから、どうにも水とは相性が悪い。今も水辺に近付く事はあまり得意ではなく、胸辺りまで水に浸かることになった際には背筋に寒気が走り、震えが止まらなくなってしまう。
溺れた原因、薄らと記憶に残っている、見たこともない不思議な姿。あれはきっと怪異だった___気がする。)

酢漬けの物(喉がきゅっっっっとなる。嫌い。)

【一人称】俺、私(改まった場)【二人称】○○様(上司)、○○さん
【備考】生まれは商家の次男。幼い頃から物覚えが良く、一度見たものは全て記憶できる程であった。両親は商いを継がせようと色々叩き込んだのだが、螢の目に魅力的に映ったのは商いではなく、無数にこの世に存在する書物、未だ知らない知識を得ること。書物を読みたくて、自分の頭に詰め込めるだけの知識を得たくて__丁稚奉公先では奉公の傍で、許される限りの読書・勉学に励み続け、その中でも特に興味を抱いたのが医学書だった。
ある日、奉公先のお嬢さんが病に倒れてしまった。螢には医学書で得た知識しか持ち合わせていなかったが、居てもたってもいられず、その時訪れたお医者様と共に病気の詳細や看病の仕方、対処法…等について幾度か言葉を交わした。その際、お医者様は何か感じ取るものがあったのだろう『君はもっと医学について学ぶべきだ、もし良ければ私の元で医学を極めないか』なんて言われたのは。結局家の商いは家族に任せる事になってしまい、ほぼ勘当に近い状態になってしまったのだが…結果的に御国の軍に所属することになったのだ、風の噂でもし耳にしたならきっと喜んでいるか、無関心かどちらかだろう。

【SV】「第一部隊軍医、天羽 螢です。小さな怪我も場合によって命取りになりかねない、いつでも治療できますから。…ま、貴方が『これ位の傷なんとも無い』なんて仰るのなら、私は信頼して放っておきますが…ねぇ??(にっこり)」
「あーあー、こんなにも真っ赤に染まってしまって。まるで身体が熟れた柘榴になったかのようだ、俺が小鳥なら遠慮なく突き、啄んで一粒ずつ切り離して…っと。…はは、冗談。」
「俺は一度見たものを直ぐ様記憶する事が大凡可能なんです。とはいえ、興味がないものは…些か覚えが悪い。ま、あれですよ。良い夢は覚えていて、悪い夢は起きた瞬間に忘れてしまう、それと同類なのでしょうねぇ。きっと。」
「湯船に浸かるのは好きです、が…川や池のような場所の冷水ではまた感覚が異なるでしょう?…ええ、そうです。それが分かるなら貴方も俺の気持ちも分かるでしょう。絶ッッッッ対に嫌ですからね。」
「はへ…外が明るい、朝日がぁ…この眩しさは目に毒だ、もう少し部屋で書物に目を遣っていても宜し……駄目ですか、そうですか………(む、)」
【関係募集】国家機密部隊内での相棒、螢(幼少期)を水辺(川でも池でも可)に引き摺り込んだ怪異…等。BL、NLはどちらでも可ですが、中の人は比較的BL脳になりがちとだけお伝えしておきます。
イメージを Picrew(厭離穢土メーカー様)より引用させて頂きました。後々改めて自作の物も投下させて頂きますので、参考までに。
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甘味さん (7xk8hjxp)2021/5/25 22:47 (No.2283)削除
未だ不完全な情報の妖故、依然情報収集中。


【名前】魅琴 _ミコト_
この名は案外気に入ってるのだと、確か人間に付けてもらったのだと。彼女が言っていた。

【性別】見る限りは女性。

【年齢】女性に年齢を聞くなんてとんでもない!
情報を集めた結果、1100程だと推測。見た目20代半ば。

【種族】付喪神 / 箏
とある貴族のお屋敷に置かれていた箏。いや、今も置かれているのだから「置かれていた」は間違いか。
妖だからと気味悪がられる事も多い付喪神だが、彼女のお屋敷では生まれの良さのおかげか妖が視える者も多く、「麗しい神」「神の宿る箏」として、彼女も箏もいい扱いをされているよう。実際に音が変わっているかは定かではないが、彼女の宿る箏はどんな箏よりも美しい音色だと一部では有名なのだとか。その「美しい音色」もきっと周りの人間達の思い込みのせい、というのが大半なのだろうけれども。
そんなこんなでちやほやされながら、時にまた違う貴族の家へと渡る事もあったという。特に不自由はなく過ごしていた彼女だったが、最近はその特別扱いにも飽いてしまったと彼女は語った。今や自らの箏をほっぽって、ふらふらとどこかに大した目的もなく赴いてばかりになった。

【性格】以下個人的印象による纏め。
どこか生まれの良さそうな…実際周りの環境は良かったのだろうが、高嶺の花のような女性。一見物腰柔らかく優しそうな印象。喋り方や動きもゆったりまったりとしていてどこか優雅で上品で、それでいて案外マイペースな部分も見られる。しかしちゃんと接してみれば、お高く留まっているようにも思えるような。育ち方故に仕方ないのだろうか。
必要以上に声を出す事はせず無口で、言葉足らずで誤解を招く事も多々。その声を荒げるような事も少ない。感情が高ぶったとしてもそれは相変わらずで、声量はそのまま圧と棘の感じる声になる。騒々しい事が何よりも嫌いなようだ。
自尊心が高く、無意識なのだろうが人を下に見るような言動をしがち。だがそれは決して人が嫌いだとかそんな事ではなく、彼女の元からの質なのだという。直そうというつもりはさらさらないが、悪い癖だなと自覚はしている様子。やっぱり直す気はない訳だが。そのせいで周りから疎まれようと気にしない…訳ではないが、然程意に介さないだろう。あまり物事に興味がないのだ。全体的に感情や関心が薄く、少なくとも顔には出ていない。

【容姿】濡羽色の、文字通り濡れたように見えるやけに艶やかで、膝を超えそうなかなり長く毛量も多い髪。髪質はさらさらとして1本1本の毛は繊細で細いが、量のせいで重い印象がある。前髪も同じく量が多く厚めでしっかり額を覆っているが、長さは目がしっかり見える程度、横髪は胸元を超える程度の長さ。どの髪もぱっつんで綺麗に切りそろえており、後ろをゆったりとしたハーフアップのように髪を少しだけ結い、そこを小さな花の付いたバレッタのようなもので止めている。
髪が真っ黒なせいか肌の白さが目立っており、美しく儚い雰囲気を放ちながらも、どこか人間味がないようにも見える。女性にしては切れ長気味の、それでいて睫毛の長い目をしていて、薄桃色のガラス玉のような瞳。瞳孔のような部分は見えず、全体が同じような均一の色のその瞳は、いまいちどこを見ているのかが曖昧で、ぼんやりとしている。元の色が薄いせいか、光はあまり入っていないように見えた。いつも伏し目がちで、物憂げに瞼を綴じている時も多い。前髪で隠れているが、よく見れば目に紅を引いているようだ。
すっと筋の通った高くも細めの鼻に、控えめに淡い色の口紅を塗った、きゅっと結ばれた唇をしている。全体的にいつの間にか消え入ってしそうな、そんな儚い雰囲気を放っている。
少し変わった構造で鈍めの赤系統の着物に、月のような色合いの淡い黄のリボンがアクセントとしてついた黒の袴を合わせており、その上から更に羽織を着ているが、その着こなし方が少々独特で、うっすらと桃色がかったように見える半透明で丈の短い羽織を、裾を袴の中に仕舞い肩を晒すように重ね着している。よくよく見れば下に行くにつれ白色になっているのが分かるだろう。羽織を通すと着物は全体的に濃いめの桃色のように見える。
足元は足袋に黒く鼻緒の部分が赤いぽっくりの下駄と意外とシンプル。強いて言うなら前坪の部分に何か白い花のような飾りがついている事くらい。

【身長】靴無しが164㎝。あくまで推測故、正確な数値は不明。

【能力】彼女が何かを弾くように指を動かせば、どこからか弦楽器_否、箏の音が聞こえてくる。その音を聞いた者の精神に何かしら影響を与えるのが彼女の能力だろう。
妖である故に国家機密部隊の者と戦闘になった際、箏の音1つで戦意を喪失させ、そのまま軽く談笑する姿を目撃。
対象の精神を強制的に乗っ取る、操るといった大層な能力ではないと予測。恐らく彼女の箏の音は心変わりする「きっかけ」を対象に与えてみるだけ。予測の域を脱しないが、自らの意志を強く持つこと、流されないことが1番の対策だと思われる。あとは純粋に音に耳を貸さない事だろうか。
依然不明瞭な箇所が多数。情報求む。


【顕現方法】詳細不明。美しいものの元に彼女あり。そういうものや音色に釣られて現れそうではあるが_。
もちろん、静かな場所である事が絶対的前提で。

【契約方法】前例無し。不明。
情報開示の為にも契約しようと持ち掛けてみた所、「まだ早い」とやんわりと拒否。予想通りではあるが。

【契約者】居ないのだと彼女の口から聞くことに成功。

【好/嫌】夜、月、弦楽器、歌。静かな事(場所)、花、美しいもの、綺麗なもの、甘さ控えめの和菓子。/朝、日差し、下劣なもの、面白みのない事。煩い事(場所)

【備考】基本友好的。自分から他者に危害を加えるような事例は無し。しても応戦程度で、能力が通用しない場合手にした親骨部分が鉄で出来た鉄扇で戦う模様。
鉄扇は、淡い色合いの背景に彼女が身に着けているのと同じと思われる花が描かれた扇子になっている。
箏は勿論、琵琶や三味線、弦楽器全般嗜みがあるようだ。

1人称/私(わたくし)
2人称/貴方、○○様。





【SV】

「ん?…嗚呼…貴方視えるのね。…魅琴、とでも呼べばいいわ。それで、一体私に何のご用かしら?」

「今日は静かでいい夜だわ。真ん丸なお月様」

「あらあら、この私を弑してしまおうっていうの?いいわ、やってごらんなさい」

「全く、上品さに欠けるお方。美しい音色でも聞いて心を落ち着かせたら如何?」

「おだまり。…少し静かにして頂きたいの」

「…触れていいなんて言ってないわ。離れて頂戴」


(イラストは村雨さんに描いて頂いたものです。)(甘味じゃないよ!!)
自作じゃないです!!(とても重要)
甘味さん (7xk8hjxp)2021/5/26 03:02削除
ご指摘ありがとうございます、こちらこそ認識不足でお手数をおかけしてすみません……!顕現方法や能力の詳細についても返信に繋げさせて頂きます…!
甘味さん (7xk8hjxp)2021/5/26 03:11
【能力】
音楽と言うものは非常に人に影響を及ぼしやすい。音楽1つで人を明るい気分にも、悲しい気分にも、様々な気分にさせてくれる。彼女の能力はそれに妖力が乗って、普通よりも人に影響を及ぼしやすくなったもの。彼女や契約者が、心和む音色を思えば人が落ち着く音色を、攻撃的な音色をと思えば人の闘争本能を刺激するような音色を。思ったものを奏でる。音量は任意である程度まで調節できるが、音が聞こえる範囲の生物全てに影響を与え、特定の相手だけにという事は出来ず、なにより自分も影響を受ける。
無理やり心に入り込んでくるようなそんな恐ろしいものではなく、こういったものに興味がない者…ただの喧騒の一部のように聞き流すような者には効かないらしい。逆に感受性が豊かだったり、音楽の類に関心の強い者は影響を受けやすいのだろう。ただ彼女は折角の妖としてのこの能力を、精々「敵意を向けられた時に落ち着かせようと試みる」時ぐらいにしか使った事が無いという。
楽器の嗜みは無かったが、適当に一音奏でただけでも少なからず効果が乗っていると自分の身をもって実感。奏でようと意識しながら指を動かせば不思議としっかり弦の感覚があり、そこは流石妖の能力と言ったところか。

【顕現方法】
彼女を呼び出すには…そう、推測通り何かしらの音色が必要だ。きちんと能力や楽器で奏でても、それこそ口笛でも、鼻歌でも、なんならリズムよく手を叩いてみるだけでもなんでもいい。そこに音楽としての美しさや上手いか下手かは関係がない。
そして名前を呼ぶなり、彼女に来てほしい旨を伝えるのだ。そうすればどこかから響く箏の音と共に彼女は現れる。まるで最初からそこに居たかのような、何食わぬ顔で。

【契約方法】。
それはなんとも簡単だった。ただ彼女に気に入られればいいのだ。何か彼女を楽しませればいい。何か彼女に興味を持たれればいい。代わり映えのしない退屈な彼女の長い人生に、何か刺激を与えてやればいい。
さすれば彼女は、契約するに相応しいと思った相手に「花飾りのついた」何かをくれる。簪なんかの髪飾りかもしれないし、帯留めかもしれない。ブローチなのかもしれない。気に入った相手になら彼女が似合いそうなものを見繕ってやるだろう。受け取れば契約は完了。もっとも、贈るものに関して相談なんて事はしてくれなかったし、彼女の感性で全てが決まってしまうのだが。強制的に贈り物が花飾りというのも中々ネックだ。それに少しばかり身勝手で我儘な彼女の事だから、そこに拒否権はなかったのかもしれない。
渡されたそれは身に着けてもいいし、持っているだけでもいい。引き出しの奥に仕舞っていてもいいのだ。捨てさえしなければ。まさか女性からの心の籠った贈り物を無下にするだなんて、そんな事が起きてしまえば、それは立派な契約破棄となる。

実に楽な契約破棄方法だった。
運営さん (7xbdthac)2021/5/26 06:28
追記有難う御座います。
確認致しました、能力契約全て大丈夫です🙆‍♀️(本部屋にてログを見させて頂きましたが、契約破棄も可能です。こちらに関しては後ほど参加前必要ページにて追記記載を行う所存です)
返信
返信3
田中さん (7xbdthac)2021/5/25 19:46 (No.2275)
【名前】門 ( かぐら )

【性別】男

【年齢】2000と幾つ
( 見た目年齢 / 20代後半 )

【種族】付喪神 / 鳥居の付喪神

【性格】
まるで暗闇の様な黒色と、鮮血のような赤色を纏った青年。神域と俗界の狭間に立ちながら、黄泉への渡り口を管理する。ただ其れだけを務めにして齢おおよそ2000年と、妖の中でも長い長い時を過ごして来た彼だから出来る所業と言えるだろう。まるで気が遠くなるほど何度も何度も生死を繰り返して来たかのような達観した言動と、ぼんやりと濁った眼差し。そして人間離れした容姿を兼ね備えて、ふらりと何処かへ消えてしまいそうな脆く近寄り難い雰囲気を醸し出す。しかし高貴さ溢れる振る舞いに相反して、都合の良い時だけ歳だと言い張り、痛い話には何かしらの理由を付けて逃げ出すか、物忘れの素振りを見せて無理矢理腰を折り、言葉巧みに誤魔化しを掛けたりとまあ自由奔放。加えて、非常に温厚なあまり、自身に敵意を抱くものでさえ両手を広げておおらかに迎え入れてしまったり、かと思いきや親しくなった相手には時折口が悪くなったりと......かなり自由気ままな楽観人。飄々としていて、茶目っ気の強く掴めない性格をしている。故意か無意識か...はたまた両者か。何方にせよ、タチが悪い事には変わりない。

1000年程前、彼の居た神社は火災で焼け落ち、彼自身もまたその影響で記憶に損傷があるという。左腕にこびり付いた火傷跡がその名残であるが、当時の事すらも朧気で、定かでは無いらしい。時々話の腰を折って誤魔化す様子は若しかしたら本当に覚えていないのかもしれないし、わざとなのかもしれないし...それも、彼にしか解らない。


【容姿】
艶があり、絹のように柔らかな、腰より長い黒髪を緩い三つ編みで一括りに纏めている。時折顔に被さるように流れ落ちる髪の隙間から覗く濁りに濁った濃い赤色の瞳は印象深く、貴方の記憶に強く残ることだろう。困り眉にじとりとした目付き、そして胡散臭い笑みを浮かべた薄い唇。

両耳に赤い房の耳飾り。服装は黒色が基本で、和服と言うよりも唐の国の韓服というものに近しい見た目をしている。黒い服に映える赤い房飾りや刺繍が特徴的。小物を持っている事が多く、鮮血のように赤く塗りたくられた黒柄の番傘もしくは彼岸花が描かれた同色の扇子がお気に入り。気分によっては書物を手に鳥居の上に腰掛けている事もある。足元は裸足もしくは赤い鼻緒の黒い下駄。服の下、左半身にはひどく爛れた火傷跡がある。

【身長】181cm

【能力】
壱。元来鳥居とは、神々の領域と人々が住む俗界を区画する結界であるとされ、神の御座する住居への入口を示す一種の「門」としての役割を担っている物である。鳥居は通り抜ける物だが、彼に害を成そうとするものは通る事すら許されない。銃弾や刃など物理的に貫通性のある攻撃は彼の身体を貫くことは無く、体内の半ばで止まってしまう。また、彼を中心に半径200m程、それ以上に踏み込むと範囲内に入った対象者に重圧がかかり強制的に膝をつかせ、近づく事すらできなくなる。後者については対象者が彼の視界に入っている事が条件となる為、彼の不意を突くことに成功すれば突破は不可能ではない。

弐。彼の住まう神社にはとある噂が立っている。子供の帰りを待つ親が、夕日の落ちる前にどうか帰ってくる様にと願って脅し話に使ったり、恐れを知らぬ若者が好奇心を胸にやって来たり、腰の曲がった老婆が実際に遭遇した様に語ったり...それは全て「神隠し」と言われるそうな。丑の三刻、赤く塗りたくられた鳥居をくぐり、厳かな空気があふるる参道へ足を踏み入れたら最後。赤い花が咲き乱れる森中に迷い込み、出られたと安堵を零したら見知らぬ場所に居たり...それと、運が悪ければそのまま神様に捕まって戻って来れなくなるらしい。
能力を発動すると、使用者また対象者の身体がどろどろと黒く溶けだして、そのままどぷりと地面に映る影の中へと沈み込む。瞬きする間もなく、気付けば別の場所ヘ...簡単に言ってしまえばワープのようなものである。移動をして、とん、とつま先を落とした足元には黒く枯れた彼岸花が一輪落ちている。使用条件は影もしくは暗闇がある場所に限り、移動先も同じく影が無ければ移動はできない。この能力を他人に使用する事は滅多に無いが、その時に何処へ行くかは彼の気分次第。勿論貴方の命に従ってくれるかも知れないし、どこか見知らぬ場所へだって。もしかしたら、帰ることすらも......

【顕現方法】
至極簡単。「門」と一声、彼の名前を呼ぶだけ。そうすれば貴方の背後へフワリと降り立つ事だろう。貴方の為なら何時だって、何処へだって。さあ、命じておくれ。

「嗚呼...我が主、退屈をしているのかい?それとも、俺が必要?」

【契約方法】
在(いま)の彼が置かれている神社。彼岸花の咲き乱れる長い長い参道を端に沿って進み、何重にも建ち並ぶ鳥居を通り抜けて、神楽殿のどこかへ放置されたままの酒瓶と真赤な漆の盃をひとつ探してご覧。

嗚呼......帰りはどうか、振り返らずに戻っておいで。

壱、そこは神の御座する住居の入口
壱、そこは彼岸と此岸の狭間
壱、そこは数多なる御霊の巣窟

例えダレカに呼び止められても、
例えそこにナニカが在ったとしても、
決して振り返らずに、脚を止めてはいけないよ。

振り返れば二度と、ええ...二度と、此方へ戻れなくなるからね。

盃と酒瓶を抱えて貴方が無事に戻って来たのならば、ふたりぼっちの宴を開こう。ちいさな器いっぱいに酒を満たして、そこへ互いの血液を垂らして飲み干す。さあ2杯目だ。貴方の番。盃の中身を一滴残らず飲み干せば契約完了。契りの証として、互いの舌に彼岸花を模した黒い紋様が浮び上がることだろう。

【契約者】無

【好】上質な酒、楽しい事、祭り、人の子

【嫌】炎

【備考】
一人称......「俺」
二人称......「手前様」「我が主 (契約者限定)」
三人称......「君たち」「彼等」

禊の彫り、藁座の彫り、額束に嵌め込まれたのは名高い彫刻家によって彫り上げられた美しく繊細な透かし彫りの彫刻。当時では珍しかった職人達の技術を振るいに奮って作り上げられた鳥居は、都の始まりを記念して邂逅された神社へ建てられた。

寒さに包まれた竹藪の中。鳥居の上に腰を下ろして、何百何千と通り抜けて行く人々を眺める。また一興と、時折悪戯を添えながらも温かな眼差しで彼らを見守る。満たされた日々、退屈はしなかった。

有る日の事だった。それは一瞬の出来事だった。燃え盛るような赤い夕日と共に、神社まるまるとおおきな火の海に包まれたのだ。じわじわと命を削り取るような炎の熱。気付けばそうなっていて、どれだけ嘆こうが、どれだけ叫ぼうが、目の前の光景に「何故」だなんて問う時間は微塵も残されてはいなかった。

一夜が明けた。神社の本殿は廃れに廃れ、鳥居も相応の被害を被った。地獄のようだ。鳥居は当然、壊されるものだと思っていた。かたちあるものは何れ滅びる。摂理だ。だから、そこに関して特別思う事も、残す事も何も無かった。無かったのに「うつくしいこれを、亡きものにするには忍びない」そう、誰かが口を開いたのだ。焼け落ちたはずの彼は、また新たな土地へ移り住むことになった。100年200年と後になって、また数多なる生死を見届けた。後、ある時にふと自分は彼に生かされたのだと気付いたが、自分を生かしたかの者が一体誰だったのかは、どれだけ記憶を呼び起こそうとしたって、一度焼け落ちた脳では分かりやしない。何度も、何度も思い返したが、蘇るのは身を引きちぎるような熱さだけだった。それから気付けば、その思い出さえも過去になっていた。そんなある日、ひとつの噂を耳にした。嗚呼、おかしなことかな。自分がかつて在ったかの場所には、燃えたはずのかの場所には......どうやら、別の神が居るらしい。

【SV】

「通りゃんせ、通りゃんせ。行きはよいよい、帰りはこわい。怖いながらも通りゃんせ、通りゃんせ............嗚呼、精々気を付けて行くんだよ。手前様。」

「おおよそ2000は生きたとは思うけれど...うん?幾つだろうね。正確には思い出せないかな」

「思う事は無いのか、と。あはは、我が主は分かりきったことを聞くのが趣味かい?そうだね...同類殺しは些か気が引けるけれど、輪廻転生...死とは言わば新たな旅路の門出であり、救いなのさ。そう...思わないかい?」

「昔から、死すれば仏になると言うだろう?神域と言えど、そんなヤツらもごまんと居るものさ」

「莫迦、手前様は加減という物を知らないのかい?酒は微量で嗜むに限るだろう」

「..................いいや。さて、何の話だったか」

「手前様は時折此方へ無理を働く。嗚呼、酒があるならまた別の話だけれど.........」

「嗚呼、嗚呼!主、苦戦しているのかい?珍しい事だ......あはは、達者な口だね...爺に無茶を言うでないよ。」

「.........うん?...呼んでいたのかい?あはは、失敬失敬。そう怒らないでおくれ。そうだね...夢を見ていた。手前様は知っているかい?何時のことだったか、今はどんな地形かも知らないが...昔居た場所は山が近くてね。山風が激しくて、朝も夜も、一年を通して寒い所だった。けれど、此処だけは...此処だけは暖かかったんだよ。まるで墨のように空が暗くなっても、肌を刺すような風が吹雪いても、彼等はぼんぼりに灯りを灯して愉しそうに酒を煽る...俺はそれを眺めるのが好きだったんだ。..........嗚呼、今日の夜は寒いね」
舌の紋様
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夕焼さん (7xhekj65)2021/5/25 19:41 (No.2274)
とある女性の証言。
「 あの子は、 ばけものよ! えぇ、 そうに違いない! 牢に閉じ込めておいたのに 、 逃げ出したのよ! おまけに、 人ならざる者が見えると昔から戯言を吐き捨てて 。 我が家の面汚しよ 、 あの子は。 居なくなってせいせいしたわ! 」

とある男性の証言。
「 あんなやつは、 娘ではない 。 私には、 娘といえば 、 双子と末っ子だけだ。 あのような 、 可憐さもなく 、 弱くいようともしないやつなんて 、 我が家の一員ではない 。 さっさと死んでしまえばいいのを 、 まだのうのうと生きている 。 それだけで罪なのだ 。 」

とある血の繋がりがある人達からの証言。
「 あの人は、 もう二度とこの家紋を通れない。 」
「 お姉様…… 、 あら今はなんとお呼びなさいますの? 」
「 赤の他人ですわ、 元から汚れておりましたもの。 」
「 我が妹ながら、 恥ずかしいと思う。 」
「 ばけものだろ、 あいつと同じ血が通ってるなんて 、 最悪だ。 」


「 果たしてアイツに名前なんてあったか? 」


「 いんや 、 同じ名前のやつが可哀想。 」




「 ばけもの!!!!さっさと消えてしまえ!! 」


『 私、 いつになったら、 死ねるのかしら。 』



[ 名前 ] 小帝 零 / こみかど れい

[ 性別 ] 女性

[ 所属 ] 秘密結社 / 乙 班 / 隊員

[ 年齢 ] 20 歳

[ 性格 ]

極めて死にたがりである . 死にたがりなくせして 自害しようとはしない . 尚且つ 少しばかり体が頑丈なためか 中々に死ねない . かつて家族に 血の繋がりのある家族に ばけもの と言われてきた . 既に心は壊れきっているためか 最早 どう言われようとも 関係なし . 全てにおいての不幸は 自分が ばけものだからと言う 理由で 片付けやすい .

笑うことも無く無表情 . 生気のない瞳で見つめて 殺されるのを待つのみ .
でも嫌だわ . 抗ったのなら 人間に 近づけるかもしれないから .

我儘も言わない 気品のある 少しズレた 元 ご令嬢様 .

殺して欲しい と 願うのは 自害では 逃げだと思うから .
でも ただ殺されるのなんて 華がないから 嫌なのです .
矛盾していると言われたら その通り .


その癖して 誰であろうと 切りつけるのだから 悪いやつ .


銃で撃たれても まだ立てます . 刺されても まだ 動けます . 毒を飲まされても 喋れます .
殴られても 頭は回ります . 爆発に巻き込まれても 歩けます .


だから もっと銃弾を打ち込んで .
だから もっと切り傷をつけて .
だから もっと 強い毒を使って .


だから もっと強いひと わたしのこと 殺しに来て .


それなら 国家に属した方が早いかもしれない .
そうではなくて だって 怪異や付喪神を恨んでるわけでもないの . 同じ 人間ではないから .




『 わたし 、 人間ではないの 。 ばけものだもの 。 
だから、 人間でも怪異でも付喪神でもいい 。 わたしのこと 、 殺してちょうだいな 。 』


[ 姿 ]

寒色系の髪色しており 色は 青に白を混ぜたようで . でも 光にあたると 綺麗に輝くほどに 透明感のある 髪の毛 . ( 尚 後に イラストにて ) . 自分から見て 右側に サイドテールで 結んでいる . 結んでいるのは もう既に ボロボロに なっている 赤の紐 . かつて 貰った 紐とのこと . 前髪は 左に流しており 右目 の所を 境に わけている .

生気を感じられもしない 青紫の瞳 . 少しばかり 大きめな 瞳 . ハイライトはない .

透き通るかのように 白くもあり 尚 人だとわかるぐらいには 肌色 .
可愛らしい よりかは 綺麗めな顔立ちで 尚且つ 童顔 かもしれない . 黒の軍服を 身にまとい 尚且つ 羽織 を 身に纏う . 柄は なく 白 . 尚且つ 最早 血が着いており 洗った後が見えるほど .


それでも 血の跡は 消えないことでしょう .


身長 154cm . ブーツを入れたのなら 156cm .


服の下では 火傷の痕 . 切り傷の痕 . 銃の痕 といったように 傷だらけ .
スカートから見える 太腿にも 傷痕が 沢山見えている .
火傷は背中から 彼女の 首筋 からいき 少しばかり 顔の左側に まで 残っている .



気にしてなんて 居ないのだけれど .

[ 武器 ] 両刃の大鎌 .

[  武器顕現  ]

願わくば どうか わたしの傍に 水色の蓮の花を添えてください .


彼女が歩いた所には 蓮の花が咲く .
それが1つへと なっては 鎌の形になり
大きな大きな 鎌になりましょう .


大きさはおよそ 2m 程 あるかないか .
重さも中々にあり 他の人では 持ち上げられるかどうか .


長さもあるのに 両刃で とても大きい .
( 後に イラストにて )


色は 彼女と同じ髪. 柄には 蓮の装飾 .


[  備考  ]

小帝家は 名だたる名家である . しかしながら 妖を視る力などではなく 産業 政治といった具合に あるのなら . 時折名前がのるほどではあった .

当主 奥様 / 女子 5 / 男子 6 人 と成程に 人が多い家系である .
尚 その家族関係ではあるが それはとても 奇妙な程に 拗れてる程 .


その1 / 当主 . 奥様との血の繋がりがあるのは 双子のみ .
その2 / 最近配属されたばかりの女中 ( 侍女 )が 解雇されることが多い .
その3 / 中には 兄妹での関係があるかもしれない .
その4 / 奥様と子供との関係まであるかもしれない .
その5 / 唯一 次女のみ 髪色と瞳の色が違う .
その6 / 妖を視る力を持つ娘は牢に閉じ込められていたそうな .
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とある妖からの 呪いなのか 祝福なのか 定かではないが .
人より少しばかり頑丈 な その 体と 視える力を 恐れたという .
それ故に 幼い頃から 牢に閉じ込められていたそうな .


とある怪異たちの証言。
「 あの子は、 とても可哀想なの 。 」
「 悪いことなんてしないわ! それなのに閉じ込められていた! 」
「 私たちが見えるそれだけで、 閉じ込められていたの! 」
「 だから僕ら 、 あの子を外に連れ出してあげたの! 」
「 外の世界を 、 教えてあげたのよ! 」

「 外になら、 もっと自由だよ!!! 」


『 わたしを殺してくれる 、 そんな人もいるのかな 。 』





とある顔見知りたちの証言。
「 酷いほどに背中が火傷の痕があったな。 」
「 まさか名家の小帝家が、 そんな事をしてるとは 。 」
「 それでも視えるのなんて 、 きみわりぃだろ。 」
「 それなら 、 組織 か 部隊はどうだ? 」
「 組織の方がいい 、 あの子は、 恨んでる訳でもないのだから 。 」

「 組織に来ないか? きっと探してる存在が見つかるさ 。 」


『 わたしのこと 、 あなたは殺してくれるの? 』





わたし、 どうして生きてるのかしら。
わたし 、 どうしてまだ息をしてるのかしら 。
わたし、 どうして化け物なのかしら。
わたし、 なんで生きてるのかしら。



『 はじめまして、 あなたはわたしのことを殺してくれる方? 』



わたし、 死んでもいいの 、 死にたいの。
だって、 わたし 、 ばけものだもの。 




とある1人からの証言。
「 あの子は、 本当は優しい子なんだ 。 育った環境が悪かった 、 それだけ 。 もっと道が違ったのなら 、 あの子は、 可愛らしい女の子で居られたはずなんだ。 蓮の華を辿ってご覧 、 もしつきが出ている夜 、 あの子に会ったのなら 。 誰よりも優しい笑顔を浮かべているかもしれないから 。 」



[ 契約者 ]無

[ 好 / 嫌  ]

両方特になし .
だって何れ死ぬのだから . 抱いたのなら未練がましいではありませんか .


[ SV ]
「 わたし? わたし、 名乗らないわ。 知っても意味無いもの 。 」
「 わたし、 わたしね 、 ばけものよ 。 そうやって言われてきたから 、 間違いないの。 」
「 生きていることが罪なのよ 、 わたしは 。 」
「 あら 、 わたし 。 ここはどこかしら 、 迷ったわ 。 このまま餓死でもいいかもね 。 」
「 みんなそうやって言ってきたわ 。 自分で死ねばいいのにって 。 
でもそれは 、 逃げじゃないかしら 。 
逃げなのよ 、 死にたくもないのに死んでしまった人が報われないの 。 」
「 死にたい人ほど死ねないのね 。 どうしてかしら。 」
「 わたし? わたし 、 ばけもの 。 あなたはわたしを殺してくれる? 」
「 だめね、 だめよ 。 それではいけないわ 、 わたしのこと 、 殺してくれないのね。 」
「 化け物は退治されてこそ意味があるのでしょう? 」
「 怪異にでも縋らないといけないの 、 だって人は脆いじゃない。 」
「 わたし? わたしはわたしよ、 他の誰がわたしをわたしと言えるの? 」
「 死ぬために生きるのか 、 生きるために生きるのか 。 そんなのわからないわ、 わたしには 。 」
「 もうボロボロになってしまったの 、 忘れてしまったのだけれどね。 」
「 試したわよ沢山。 それでも死ねないの、 だってわたし 、 化け物だもの。 」
「 化け物はばけものらしく 、 かしらね。 」
「 あなた、 怪異? わたしのこと、 殺してくれる方? 」
「 好きも嫌いもないの 、 だって未練がましいではありませんか 。 」
「 いいわよ、 べつに 。 死ねぬのなら、 なんでも。 」
「 死にたいのに抗うのは可笑しいかしら。 
わたし 、 人間になってみたいのよ。 」
「 殺してくれるなら、 わたし 、 それでいいの。 」


[ 関係 ]

契約者 / 殺して下さる方 / 昔 赤い紐をあげた方 / 小さい頃の零を連れ出してくれた怪異 / 秘密結社に誘ってくださった方
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宮原さん (7xh93o24)2021/5/24 21:30 (No.2253)
【名前】世見造(ヨミツクリ) 通称『ヨミゾー』

【性別】不明 

【年齢】約2300歳 / 外見年齢は20代

【種族】付喪神 / 水晶

【性格】所作の総てが演劇的で、真意の読めぬ優男。達観というよりか超越した思考が目立ち、戯言の内容も狂人と言って過言でない。当人は自らの振舞いを、長い時を生きる中で擦りきれてしまったのだと語るが、真意は定かでない。おちゃらけた気のいいお兄さん、という自称をしているが、たまに皮肉っぽいし、相手の本気の言葉も受け流してしまうし、たまに話を聞いていないし、誰相手でも子供扱いをするので、人を怒らせやすいタイプ。現代の概念で表すなら、不思議ちゃん。

【容姿】顔は人の形をしているけれど、首から下は所々水晶に覆われているので、ぶつかると痛い思いをさせてしまう。首元は水晶の度合いが多いため、立て襟のシャツを着てから着物を身に付けている様子。瞳は色を持たない透明な水晶で、其処から肉体の内側の、真っ黒な空洞を覗けるようだ。空のような色の長髪を高く束ね、結髪以外にも柔らかな質感の毛が肩ほどの長さで遊んでいる。また、二本の白い束が額から垂れ落ちているが、引っ張ると簡単に抜ける。抜けても直ぐに生えてくるらしい。唇には新橋色のグロスを塗っているが、こんな色合いの品物を何処で購入してくるのか。本人曰く、「神無月に伊勢で買う」。

【身長】175cm

【能力】一言で表すなら、『未来視』。遠い、遠い未来まで覗ける。ただし、覗けるのは不確定状態の、『こんな未来になる可能性』であり、本当にそうなるかは未定。例えば、100個未来があるとしたら、覗いた未来になる可能性はそれぞれ1%程度。それが無限大に存在するんだから、当てる方が難しい。言霊で手繰り寄せたり、行動を変えたりして、望んだ未来を叶えることは出来るけれど、やっぱり失敗する時もある。
この未来視の能力が信頼出来るのは、5秒後の未来を推測するときだけ。未来が現在に近付くことで、現実との誤差が少なくなる。ただし、戦闘中なんかはこっちが行動を変えたことを相手が認識出来てしまうから、5秒後の未来も直ぐに変わってしまうけど。意識して未来を見ることも出来るが、術者に死の危険が迫ると虫の知らせのように未来を見せてくれるので、不意打ちや騙し討ちには対処出来る。

【顕現方法】『ヘイ、ヨミゾーと呼び掛ける』『足の間から逆さまの世界を覗く』『四分の三番目の鉄道駅に行く』など、世見造の示す方法は不思議なものばかり。その実、この神が望まれる場所には姿を表す運命が定まっているのだから、どんな呼び方をしてくれたって現れる。ただし、空が見えている場所でないといけないよ。
観測した未来に『自分が呼ばれる可能性』を見てから、呼ばれる可能性のある場所に現れるように行動しているだけなので、呼んでいないのに「呼んだ?」「待った?」と出てくることも少なくない。

【契約方法】とある寂れたアンティークのお店に行けば分かる、ってさ。わたしを見付けてくれた子と契約すると決めているんだ。勿論、わたしの本体を見付けてくれた子とね。透明な水晶で、見事な蛇の彫刻が水晶玉を掲げている形をしていて……あら、蛇は何処にいったのでしたっけ。そういえば大昔にお別れしてしまったから、今は綺麗な水晶玉しか無いねえ。この拳大の玉を見付けてくれたなら、喜んで契約させてもらおうか。

【契約者】無

【好/嫌】
好 / 氷、瞳、光り物、瓦斯灯、賑やかな所、誰でも。
嫌 / とくにないよ。うん。ほんとう。

【備考】元は、一つの水晶から『蛇が絡み付いた水晶玉』を削り出したオーパーツで、大正の技術をもってしても再現出来ないであろう作品だったが、ある時期に周囲の蛇部分を失ってしまったらしい。

【SV】
「やあ。お困りのようだね、きみ」
「わたしが教えてあげよう。何でもじゃないよ、わかることだけ」
「あらら。困らせないで頂戴な」
「わたしを呼んだかな?」
「ほら、言ったでしょう。此処では危ないことが起きるんだって。わたしの忠告を聞かなかったからだよ、もう」
「ようしようし、うんうん、聞いている、聞いているよ。何の話……あら、何の話だっけ?」
「大丈夫、大丈夫、『君は死なない』、『助けが来る』。ほら、言ってごらん。君は死なない。助けが来る」
「わたしはきっと、君のことは忘れるけど」
「あれ。おかしいな。まだ子どもじゃないか。時間の計算がずれていたみたい」
「断言出来るのは、君はいつか死ぬってことだけだね」
【おでこ男子】様よりお借りしております。
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多田羅さん (7xo92b8t)2021/5/24 18:42 (No.2248)削除
【名前】
燐(りん)
【性別】

【年齢】
実年齢175歳/見た目年齢20代後半
【種族】
怪異 (元は火鉢の付喪神)
赤から黒へとグラデーションが施されたシンプルな陶器/それは火であった。それがいるところは火災に見舞われた。それは火が大好きだった。それは火に魅入られてしまった哀れな道具だった。
【性格】
火を愛している異常性癖。誰であろうと火に似た存在が大好き。すぐに好意を抱いて近寄ってしまう。惚れっ気が少し強いだけだよ。大好きなものを大好きと言わないのは罪じゃないか。彼はガサツだ。火のこと以外あまり興味がないみたい。見た目を気にするよりもやっぱり火と戯れていたい。後結構大食らいだ。食べることも大好き。美味しいって思たならば幸せだ!と感じる安直さを持っている。だけど勘違いしないでくれ。ちゃんと好きなものには一途なんだ。慰めたい気持ちだってあるし、君らを知りたい気持ちも多少なりともある。元とは言え、神とは欲しがりなんだよ。許しておくれ。
【容姿】
全体的に短めだが横髪が肩まであり、尻尾の様に腰まで伸ばした一部の後ろ髪を一つ括りした赤髪。猫の様な目をした黄金の瞳。舌は青くギザ歯。褐色肌で全体的に引き締まった体をしており、足が長め。ズタボロになっている赤い着物を着流ししており、帯は黒色。手足には枷らしきものがついており裸足。動きやすければいいとばかりな格好なのでだらしなく感じられるだろう。
【身長】
173cm
【能力】
火を纏わせる能力。火であれば何であろうと無傷で纏わせることができる。温度も感じられるのはぬるま湯程度。纏った火は小さな火種だったとしても燃え盛る炎へと変換することが出来る。しかし、火を生み出すこともできなければ操ることはできない。あくまで何かに纏わせることが出来るだけで攻撃方法は、身体能力や所有している武器に任せる形となるだろう。どんな温度であろうと本人は赤が大好きなので強制的に赤の炎にさせられる。消すときは念じれば勝手に火は消える。
【顕現方法】
何でも構わない。蝋燭でも火種石の小さな火花でも火を灯せばそいつはやってくる。でもやっぱり大きめの火の方が派手で好ましいけれどな!!
【契約方法】
焼きただれた後が残る古びた寺の真ん中にぽつんと置かれた火鉢に火を灯してやりましょう。すると彼が出てきて笑いながらいうだろう。『オマエ火は好きか?』かと。火が好きと答えたならば無邪気に笑いながら契約をしてくる。それが嘘だったとしても男にとって"友達"が出来たことが大事だから。
【契約者】

【好/嫌】
好/火・仲間(友達)・怪異・お饅頭・楽しいこと
嫌/水・火を嫌う奴ら・辛いもの・つまらないこと
【備考】
それはとても寒い冬の夜のことでした。ある御寺の住職に黙ってある火鉢に火を灯した坊主がいたそうな。火から現れた男は坊主に問いかけた。『火は好きか?』と。すると坊主は恐れ戦き思わず近くにあった水溜を火鉢にかけてしまいました。すると黒かったはずの火鉢はみるみるうちに赤へと変色をしていき、燃え盛るではありませんか。火を止めようにも勢いを失うことを知らない火鉢は炎に包まれながら寺全てを飲み込んで行きました。
それからというもの、その地域には度々謎の火災が起きる様になったとか。奇跡的に生き残った人々は口を揃えていう。『死ぬ前に火が好きかと問われた』と。
【SV】
『きゃっはー!!!焔々羅は今日も元気だぜぇぇぇ!!!ん?なに?怪異退治?んっはー!俺様が怪異だと知りながらも言っちゃうあたりちょーやっばいよな!めっっっちゃ笑えるぜ!!!』
『ニシシッ、オマエ火は好きか?俺様はだぁぁぁぁいすき!毎日毎日見ても見飽きないよなぁ?……あ?黙ってないで好きって言えよ』
『お饅頭の中でもさぁ、薄皮饅頭が好きなんだよなぁ。神とかいうので祀られた時にさぁ、よく饅頭くれていたんだぁ。懐かしいなぁ……!なぁなぁなぁなぁ、饅頭買おうぜー?俺様オススメの饅頭屋あるんだ』
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古希さん (7xef5lf0)2021/5/24 06:06 (No.2241)削除
【名前】莚(ムシロ)

【性別】男性みたいだ。

【年齢】六百歳を超えたところで。
「アレァ、若いナ。疲れた二十代って見た目さ。」

【種族】怪異だよ。嗚呼恐ろしい。昔は付喪神だったみたいだけど。何処にでも売ってるような、縫い針のな。

アレは偉大さ、いやいやとんでもない。なんてもんを生み出しちまったんだろう、人間ってやつは。アレの脚を見ればわかるさ、錆だらけで、今にも折れそうじゃないか。そんな毒々しさを宿したまま、誰の手も借りずに歩き回るものだから、ほら、点々と連なる禿げた円がお前にも見えるだろ?直径10米くれぇの___そうさね、何を考えてるのか、時たまああやってね、吸ってるんじゃねえのかね、生気ってやつを…そして、その後百年、ヤツの養分として命を奪われ続けるのさ。あの枯れきった土地は、粉々になった岩の欠片も、その残骸ってわけなんだ。

【性格】
何故わたくしを置いていってしまったのですか。

山と作られるわたくし達だからこそ、無尽蔵のわたくし達から、貴方様がわたくしを、そう、このわたくしを選んでくださったこと、それだけが、こんな小さなわたくしの喜びでしたのに。貴方様への悲しみと恨みつらみなんかで、わたくしこんなに膨れ上がってしまったのですよ。嗚呼、嗚呼………

………もう何も言わないでくださいまし、聞かないでくださいまし。わたくし人を探しているのです。それは、そう。貴方様ではないのです。

物腰柔らかく、言葉こそ多いが何処か素っ気ない印象を与えるヤツは、人間のことが好きで、怖くて、嫌いでたまらない。人と契約することを極端に拒み、対話することを恐れ、懐に潜り込まれることを考えては泣き、人間のことを考えて涙を流したことにまた泣いた。
山の暗さに泣き、太陽が明るくて泣き、ぽつんと建つ山小屋の小さな温かさに泣き、水溜まりに映る自身を見て泣いた。泣いて泣いて、自身と同じ怪異や、清らかな付喪神の元に赴き、「嗚呼悲しい」とまた泣くのだ。

ヤツは怖くてたまらない。人間が、己が怖くて、涙が止まらない。泣いている自身が醜くて、また泣いてしまうくらいに。

要は誰かに求められたいのだと、誰かが言った。自分の存在を認め、優しい言葉をかけてもらい、お前が必要だと言ってその臓腑ごと食い荒らしてほしいのだ。あるいは、その聖なる刃の導きによって、この命を絶ってほしいのだと。

ヤツはその言葉を聞いて、また泣いた。
両極端に生きる自身に。

使役され、使い古され捨てられる哀れでちっぽけな有象無象なのだから、それもこれも当然の結果では、あるのだけれど。

……何処に行ってしまわれたのですか。

【容姿】
ありゃあ、どんなだったかな。
ソレの周りは___市女笠の中は、いつも薄ぼんやり明るいのさ。常に足元に小さく影を落として歩いてる。目のいい奴ならすぐにわかるさ、化け物の姿がよ。

なんといっても時代が違ぇ。ハイカラだなんだ言われてる今時に、鮮血より鮮やかな赤い狩衣に藍染の紐を飾った市女笠ときたもんだ。中に着合わせてんのは、あれは白に水色だったかな?奇抜なもんだと思ったよ。

そんなことどうでも良くなるくらい目を引くのはその脚さね。むしろ、これが本題、めいんでぃっしゅと言っていい。着合わせの着物を払った無造作な足元が、錆び付いてボロボロ、今にも折れそうな針になっているのには驚いた。その針でどんな所でも歩いていくってんだから、怪異ってのは大したもんだ。

…顔かい?そう……。……嗚呼、贅沢にも人様と同じような作りをしていやがったよ。眉はねェし、つり目の瞳は紅くて、白目んとこが真っ黒!そっから、黒い涙をずぅーっと流してること以外はな。
あーあ、喋りすぎちまった、じゃあ、オイラはこの辺で。

【身長】一九四糎。

【能力】
縦と横に半径五米。その範囲内において、針を出現させる能力。針は細くて縫い針程度、太くてヤツの脚程度で出せる上限は『針を地面に垂直に立てた時、針の面積が範囲の半分になるまで』である。範囲内であれば任意で動かすことができ、その最も効果的な方法といえば、上から雨のように降らせるか、地面から竹のように生やし、串刺しにするかだろうか。
尚、契約者の出す針は綺麗に磨かれているが、当人の出す針は何時だって錆び付いてボロボロの見た目をしている。

【顕現方法】
何時でも御前様を見ていますからね。
___見捨てようなど、思わないでくださいまし。
契約終了後、契約者の視界の何処かに必ず映るようになる錆びて鈍く光る針。拾ってくださいましね、それをわたくしの大切なものに刺しましたならば、阿片の煙より濃いなにかでもって、わたくしが、御前様の目の前に、必ず___必ずですよ?ええ、きっと、いますから。

【契約方法】
ヤツを認めてやればいい。甘い言葉をかけ、手を取り、錆びた脚を撫でて、あの手この手でヤツの涙を止めてみろ。そしたら自ずとわかる、ヤツが教えてくれるさ、大切なものってやつを。
勿論、一筋縄ではいかないだろうけれど。


まどろっこしい?

嗚呼じゃあ、もういいよ。教えてあげる。

ヤツは契約したくない。誰とも契りを交わしたくないし、心を、そう、心!何より大事な心の臓を人間にさらけ出すなんてことしたくない。

契約なんてしたことがなくても、そう在るものとして、本能的に知っているから。

ヤツは逃げる、貴方様から。

その足で駆け、涙を流しながら拒絶の言葉を吐き、逃げる。
貴方様から。
それを確りと捕まえて、地に落とし込み、泣き叫ぶヤツをどこにも逃げられないようにしたら、多分、目敏い目敏い貴方様なら気づいてしまう。

ヤツに腸はない。

幾重にも重ねた布の最奥、スカスカの腹に空いているのは、どっかりと腰を据えた虚無は、とっぷりくれた夜更けより暗く、涙と同じ色をしている。
それに無慈悲にも手を突っ込み、肘まで浸かり、心の臓があるだろう位置をまさぐったなら、見つかるよ。

ヤツの大切なもの。

真っ赤な布を張らせた小さな針刺し。

何も刺さっていないそれを掴み取り、ヤツの身体から奪い取ること。

それが、ヤツとの契約方法って、わけさ。

【契約者】
いません。契約するなんて、嗚呼恐ろしい!絶対に致したくございません、貴方様も、そんな甘言はおよしなさい。わたくしよりも素敵な方は幾らでも、ええ、いらっしゃいますとも。

【好/嫌】
人間が好きでございます。妖の者が好きでございます。ふかふかの藁と麻の香りが好きでございます。甘い羊羹と濃いめのお茶が好きでございます。木の洞を覗いた時に驚いた顔をするリスが愛らしく好きでございます。×××××が好きでございます。貴方様が、貴方様、貴方様の、あ…嗚呼…、貴方様が、好きでございます。

人間が嫌いでございます。海が嫌いでございます。暗い獣道が嫌いでございます。
わたくしを捨てた人間が嫌いでございます。
ただ道行くだけの人間が嫌いでございます。
わたくしはわたくしが、嫌いでございます。

【備考】
何処にでもある一般家庭の一般的な針に宿った付喪神だった。少々自信過剰で、人間が自身を選んでくれたのだと信じて疑わなかった___有象無象の中から、無造作に、ひっつかむように選ばれたのだとは露知らず。
人間は物をすぐ失くす癖があり、ややあって針もそれに倣い、自身を刺していた針山ごと土端に伏した。針は人間が拾い上げて錆を落とし、磨き上げてくれるのを待ち、待ち続けた。



随分長い間、雨と日に交互に晒されて。



そこで漸く、人間はもういないのだと知った。随分と高く、広くなった視界で見据えた我が家は、跡形もなかったわけだから。

一人称/わたくし
二人称/○○様、貴方様、御前様、お嬢様
三人称/○○様、あの方、人間

【SV】
「ヒィ」
「嗚呼ッッッッなんて恐ろしいッッッッ」
「わたくし莚と申します!針の莚!!!!!!アハハ!!!!!!なんて安直!!!!!!なんて明快!!!!!!素晴らしい!!!!!!______お帰りくださいまし。わたくし、見世物にはございません故。」
「アゥ、アゥ…お辞めくださいまし、わたくしから離れてくださいまし…貴方様をこれ以上、嫌いになりたく、ないのです。」
「いただきます。」
「ここは何処にございますかァ〜、わたくし、もう随分歩きどおしで疲労骨折してしまいそうでございます〜……やぁ〜、に、ございますよォ〜〜………嗚呼、わたくし、疲労はすれど骨折なんて、しないんでした………ぐすっ…」
「人間よりは、妖の者が好きでございますよ。ええ、勿論…おや、貴方様、わたくし、わたくしより早く去ぬる者が嫌なだけにございます。迷惑千万、ですからね。」
「残念にございます。御前様のなんと痛々しいこと…見窄らしいこと…わたくし、とてもとても、そんな人間、目に入れたくはございません…故に、御前様とは、ここでお別れにございます。」
「嗚呼、悲しい!!聞いておられますか?お聞きくださいませ、聞き流してくださって構わないのですけれど、否、否否、やはりお聞きくださいませ…あの、あのですね…ヒック…」
「人間は闇を恐れて光を増やしているのですね。賢明な判断かと存じますよ。」
「ーーーーッッッッ!!!!!!!!!う、うぁぁ…ッッッッ」

「なにもなにも、全て、貴方様のせいではありませぬか。」
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