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佐藤さん (7xcu8pfc)2021/5/16 19:02 (No.1370)削除
__ . 籠の中の守られた金糸雀は外の世界で飛ぶ金糸雀より早くその生涯を終えるらしい. __



【名前】羽衣石 雛 ( ういし ひな )

【性別】牝

【年齢】19

【所属】秘密結社 / 甲班 隊員

【性格】

活気溢れる女性。好奇心旺盛でなんでも興味を持つ。心優しくお人好しな部分があるが、1度決めたら曲げない頑固者。計画性があるが、細かいところまで気にかけることができず、少々抜けている。頭が弱い訳では無いが、あくまで抜けているのだ。芯が通っていて、根性もそこそこある。も、無理だと思ったことは無理だと断定してしまうため挑戦する勇気がかけている。花嫁修業として、家事など礼儀作法はきちんとしているもドジする時がある。少し泣き虫な部分があるが泣く時は眉間に皺を寄せて泣くのを我慢しながら涙を零す。指摘されれば怒る。怪異に対しては憎悪などは無い、悲しい存在だと思っている。妖力が強く、五感全てで怪異を感じることが出来る。怪異を倒した時には、必ず線香を焚くか彼岸花を添える。怪異を戯れる事が好き。慈悲がありすぎるせいかこれまでその慈悲のせいで危険なめにあったことも多い。が、決してそれに対して怒りも憎悪もない。秘密結社の隊員達を大切な家族だと思っているし、居場所をくれた大切な人達だと思っている。だが、怪異や付喪神や隊員たちに対しても感情が高ぶると口が悪くなりがち。付喪神とは喧嘩は良くするものの(勝手に彼女が拗ねたりする)大切な存在だと思っている。恋愛に関しては恋愛婚がしたいと思っている。運命という言葉に弱い。独占欲強め。頭はきれるが少し騙されやすい。

【容姿】

黒い軍服にすかーとというものを履いている。すーすーしていて、涼しいし動きやすいとの事。檸檬色の髪は腰まで伸びていて触れれば消えてしまうほどさらっとしている。雪のように白い肌に桜色の頬、さくらんぼ色の唇、整った眉は彼女の容姿の良さを表している。ぱっちりとした丸目の二重。瞳は漆黒。細い手足だが、女性らしい体型をしている。軍服は少しだけ大きめだが、きちんを着こなしている。黒のぶーつ。髪の左に白いりぼんを結んでいる。ぱっつん前髪。長い睫毛と綺麗な涙袋。口は小さめで、笑うと笑窪ができる。髪質はふんわりとしている。まるで、守りたくなるような雛鳥のようである。ふんわり金木犀の匂いを纏っている。私服は綺麗な着物を着たりしている。戦闘時は、高めの位置で髪を一括りにしている。声は子鳥のさえずりのように愛らしく高い声。別に高すぎる声でもない。

【身長】158cm

【武器】薙刀

【契約相手】無

【武器顕現】

祈りを捧げるように手を重ねると狐の嫁入りのように快晴なのに雨がしとしとと降り出す。いつの間にか地面には花畑となっていて、金糸雀の鳴き声が聞こえる。その声とともに手を離せば、彼女の手から薙刀が現れる。

【好/嫌】

好 / 甘味物。最近は特に あいすくりいむ というものにはまっている。好物は、水ようかんと金平糖。かれーらいすというものも好んで食べる。楽しいことが大好き。お祭りなども大好きではしゃぐ。お洒落も好きで、買い物が長い。読書が好きでよく読書もする。特に恋話が好きである。双六がすき。綺麗なものを好む。実母。怪異。子供たち。動物。料理。お酒。(かなり弱い)

嫌 / 辛いもの。刺激が強いもの。高い声で騒がれるのが苦手。ひすてりっくなひとが苦手。痛いこと。暗闇。兄、父、は苦手。継母は大嫌い。人を傷つけるもの。善良な怪異を傷つけるもの。

【備考】位の高い貴族の娘であった。いわゆる、令嬢、お嬢様 ということである。家族構成は、父、継母、兄 という感じである。実母にそっくりな見た目のせいで継母からの虐待は日常茶飯事であった。父と継母は実母が無くなったあとの政略結婚と言うものであったため父は継母を好んでいなかった。初めは、虐待にたいしてもとめていたがいつの間にか構うのもめんどくさくなってしまい虐待をとめることが無くなった。継母は、母そっくりな己がいるから父が己を愛してくれないのだと思い虐待を辞める気はなかった。兄は、そんな継母を止めることは最初からしなかった。そんな兄をみて、兄は己のことが嫌いなんだと思う。そして、時が流れ、彼女に婚約の話が入った。父は己の幸せにためといわれたが、その言葉で今までの我慢が切れた。婚約者は国家機密の中でも上の立場らしいが、そんなの受け入れることなんてない。そもそも、この婚約は妖力が非常に強い彼女と実力がある婚約者との最強の子供を作るための婚約でもあった。そもそも、彼は己を愛していないのだから論外である。そして、国家機密の第2部隊副隊長の兄の知り合いなんて真っ平御免である。彼女は、恋愛婚 を求めているのだ。 そんな、事情から 婚約破棄 をするがために組織に入って付喪神と契約を交わすこととなる。だが、彼女の考えとは全く違う付喪神と契約をしてしまうこととなる...。

兄、朱雀より強い妖力を持っている。
妖力が強いが身体にかかる負担も多いため、妖力を使いすぎると吐血する。

昔から妖力が強く怪異に悩まされることも多かったが虐待されている彼女を励ますのは、召使いたちや優しい怪異たちだった。

彼女の檸檬色の髪色と漆黒の瞳をみて、貴族たちは彼女をこう呼んだ。

「 羽衣石家の小鳥 」 「 羽衣石の金糸雀 」

(呼び方)(一人称)私 (二人称)○○くん、○○ちゃん、○○(三人称)君たち、あなたたち、○○ちゃん達、○○くんたち、○○たち


【SV】

「お初にお目にかかります、羽衣石雛と申します、以後お見知りおきを (にこ 」「 え、?堅苦しくするな..? では、遠慮なく (微笑み) ひなっていいます、好きに呼んでいいですよ〜!(にひ)」「私がここに入隊した理由?...、ふっ、(意味ありげな微笑み ) ... 実は、、、" 婚約破棄 " のためです!!(満面の笑み)」「、なんで、婚約破棄したいかって?」「嫌に決まってるでしょ!!あの人私のこと愛してないのよ?!私は、恋愛婚がしたいの!!!」「大体、国家機密部隊の婚約者なんてこっちから願い下げよ!!!なにが、幸せよ!(ぷんぷん」「まぁ、初めの任務の時は本気で死ぬかと思ったけどね(真顔)」「私にとってここは、命に変えても守りたい場所。私の帰る場所をくれたところだから。」「○○!私と、契約してください(、大声)」「え、まって、貴方、低級付喪神じゃないの?..、は、はぁぁぁぁ?!上級?!?!か、勘弁してよ!!婚約破棄をしたいだけだから低級付喪神さんと契約するつもりだったのに!!!契約なし、なし!!!(絶望)」「ごめんね、痛かったよね、、、ゆっくりと休んで(なで、」「優しい雨と一緒に安らかな眠りにつかせてあげる、(薙刀を出して」「ちょっと、私の付喪神なら見てないで助けなさいよ!!(ブチ切れ」「、私は自由になりたいの。籠の中の鳥なんて御免よ、」「私を連れ出してよ、付喪神、」「お兄様...、さよなら、」「...、ずっとずっと、あなたを貴方だけをお慕いしています。」「ううん、回りくどいのはやめよう。ずっと好きよ(に)」「この恋が叶わなくとも、あの人のそばにいれるのならそれでいい。」「、私の人生半分どころか全部あげるよ、あなたに(微笑み)」「怪異のこと好きになった?!いいじゃん!!怪異の花嫁、付喪神の花嫁!!禁断の恋!!(恋愛小説の読みすぎ)」「仲間を助けるのに理由はいる?」「地獄で償って、」「大丈夫、私が必ず助けるから。」「私を信じて!!!!」「私は少し、貴方のこと勘違いしてたのかも、(婚約者落ち)」「、私は生まれていい存在だったのかな、」「、ほんと、馬鹿だなあ、私。」「確かにあなたは怪異だけど、そこに問題はあるの?悲しかっただろうに、、、おいで、(手を広げて)」「くっ、かは、(契約中の付喪神の妖力の影響で吐血)だから、上級付喪神は嫌だったのよ...」「、ごめん、あなたを傷つけることしか出来なくて、ごめん、(怪異を抱きしめ)(涙を流して)」「んー、こんな傷だらけの身体になったらお嫁は来世かな(眉下げ)」

【 関係 】

婚約者 ( 国家機密部隊/上の立場 )/ 付喪神さん / 仲のいい怪異 / 親友、などなど、何でも!

婚約者に関しては、雛のこと好きじゃなくても全然大丈夫です!なんなら、他のことCP組んでも大丈夫です〜!
羽衣石 雛 (19)
羽衣石 雛(19)
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淀川さん (7xct84m9)2021/5/16 18:34 (No.1367)削除
【名前】八雲( やくも )

【性別】男

【年齢】約1700( 見た目年齢:20代前半 )

【種族】
付喪神 / 鈴の付喪神。


【性格】
後を絶たない悪ノリと、本気なのか冗談なのか判断材料の少ない言動を幾度となく繰り返すなんとも胡散臭い飄々とした人物。
人間は嫌いじゃない。視える人間であれば積極的に関わりを持とうとするし、視えない人間であればこれ幸いと些細な悪戯を仕掛ける程には好意的。
いい歳の癖して小さな子供のように元気が良すぎる所為かじっとしていられず、数秒目を離せば問題を起こしたり何処かへ消え去ったりと非常に落ち着きがない。
無邪気と言うには態とらしく、邪気と言うには決定的に悪意が欠ける。何も考えていないように見えて実は考えている…ということもなく、実際何も考えていない。自分の言いたい事やりたい事を行動に起こしているだけ。
『楽しければ全て良し』の考えの元繰り広げられる思想は、今どき小学生でもまだマシな思考回路をしているのではと思うほど。楽しいことを与えておけば大人しくなる分、幾分かは扱いやすい。かも。
曰く、長年の封印から目覚めたばかりで、未だ現実味を感じられないのだとか。( と言っても数年は経過している )それだからか好奇心旺盛なのに妙に俯瞰的で、当事者であっても緊張感や責任感が0に等しい。
記憶力と学習能力さえ備わっていればまだ救われたのかもしれないが、生憎とそんな物は現状存在しない。何度繰り返しても覚えることが出来ないから、彼は一切成長しない。昔に取り残されたように。
どれだけ親しい人物が困っていたとしても、どれだけ真意に頼み込まれたとしても、相手が感じている大変さを理解できないからケラケラと笑って意に介さない。
興味がなければ一蹴し、思い通りにいかなければ拗ねる。人の痛みが理解出来ないまま、見よう見まねで理解しようとするからタチが悪い。天真爛漫で純新無垢な屑とでも言おうか。
大勢の方が楽しいのだから、皆と話していた方がいいに決まっていると公言するほどの娯楽好きだが、そんな彼にも勿論一人で居たい時がある。唐突に、土蔵の中へと引きこもり、数日出てこないことだってある。
また、仮面の下の素顔を見られることを酷く嫌がる。余っ程顔を見られたくないようで、無理矢理見ようとすればキレる。他にも脈絡のない事が地雷でキレる。しかし怒り方が癇癪起こした子供であるし、いつの間にか忘れてしまうので怒らせたからと言って差程気にすることでもない。


【容姿】
色艶の良く波打つ藤紫色の髪は腰まで届く程長く、指を通しても引っ掛かりがないほど手入れが行き届いている。少し下の位置で一つ括りにすればまるで尻尾のようにゆらゆらと揺れ動き、ご機嫌な彼を体現しているかの様にも見える。前髪はしっかりと切り揃えられ後ろ髪も癖のないストレートであるのに、横髪だけは相反するように跳ねている。
健康的な肌色をした体は程よく鍛えられている。
全体的に寒色に統一された着物を気崩し、内には少々複雑な形をした黒インナーのようなものを身につけている。二の腕から指先までの黒く長い手套。白ベースのノースリーブの着物の上にもう一枚、青い花柄の振袖のような見た目をした着物を羽織る。着方の所為か青い着物の袖口が非常に長く、袖余りで手を完全に隠して尚余裕がある程。帯には結び切りの水引を模した赤と白の帯飾りと、鈴がいくつか欠けた神楽鈴を差している。
黒から赤へグラデーションの入った着物スボンを履き、漆の塗られた黒い高下駄に赤い鼻緒。下駄全体の高さは約10cm程。
彼の周りには龍のようにヒラヒラと舞っている一枚の長くて向こう側が透ける程薄い布がある。薄く光を放つ薄水色の其れは天女の羽衣とでも言わんばかりで、お洒落としても気に入っているようだが、勿論ただの飾りではない。彼は布槍術という格闘術に近しいものを会得しており、それに利用する為として布を常備している。布を自在に操り、捕縛や手頃なサイズの岩を拾い上げてそのまま投擲することはお手の物。濡らせば皮膚を容易く裂く剣と成る、といったように汎用性の高い戦闘手段として扱われる。彼にとってその薄い布は武器と言っても決して過言ではない。が、流石に生粋の刃物には勝てない。
第一印象として強く残るのは、恐らく顔面の大半を覆い隠す黒い狐の仮面だろう。狐の目尻と鼻筋、額には厄除として朱が差され、側面にはシャンシャンと揺れる二つの小さな鈴。そして鈴から伸びる赤い房が特徴的。彼から見て右下が大きく破損し、所々罅も入ってしまっている仮面を肌身離さず身につけている。破損した右下から見える分には見られても構わないらしく、別段其処を隠したりすることは無い。僅かに覗く表情から分かってしまうほど非常に感情豊か。コロコロ変わる顔面は隠されているが、それでも支障がない程度には。
仮面は紐で止められている訳ではなく、彼曰く「 それっぽい力的なやつ 」で固定している。その為無理に剥がそうとすれば顔の皮ごと持っていかれる事となる。仮面の下の素顔は、もう誰も知らない。


【身長】188cm( +10cm )


【能力】
鈴の音が聞こえる間、自由自在に姿を消す。
見ることは疎か触れることも不可能で、手にしていた道具なども一緒に消え去る。相手に触れてさえ居れば自分以外、人間や妖の類いも消すことが出来る。( 手を離すと効果はなくなる )
断続的に繰り返して錯乱させることも可能だが、それは鈴である彼だから出来る業で、他人がやろうとすれば最終的に莫大な妖力を失うことになる。
それに鈴という鈴を奪われてしまえば、何もすることが出来なくなる。

また、これは彼自身の能力か鈴元来の性質によるものなのかは不明だが、魔除けの力もある様子。
名もない弱小の妖らは近寄ることすらも出来ない結界が、ゆらゆらと形を変えながら常に善悪を選別している。


【顕現方法】
契約成功後に鈴を手渡される為、それに語り掛ける。気分によってどんな鈴を渡されるかは変わってくる。
彼は退屈で飽き飽きしているから、どんな些細な事でもきっと現れてくれる。


【契約方法】
とある山奥の寂れた神社の敷地内、土蔵に眠る彼の “ 本体 ” である鈴を振って目覚めさせる。
もっと詳しく書くならば、複雑な理由の末に溜まりまくった妖気に満ちた蔵の中をその身一つで歩み、地下にある神棚から鈴を持ち帰る事。そして神楽鈴を問題なく美しい鈴音を鳴らす事で儀式成功となる。
ある程度の交流が無ければ踏み入ることすらも危ぶまれ、信頼が築けていなければ神楽鈴は不思議とうんともすんとも言わない。
結局、彼を理解し、彼に理解されることが最大の鬼門となるだろう。


【契約者】無


【好/嫌】
好 / 油揚げ.愉快なこと.唄や演奏.辛い食べ物.抹茶.酒とつまみ.体を動かすこと.太陽.
嫌 / 顔を見られること.おはぎ.水羊羹.ピーマン.人参.トマト.退屈.静かすぎる場所.独り.


【備考】
一人称 / 俺.
二人称 / お前.

[ --- ]
昔昔、そのまた昔。倭国の女王が健在で、天照大御神が天岩戸へと隠れてしまった、所謂神代と呼ばれる頃。天照大御神の気を引くために唄と踊りを披露した神々の内に有った鈴の付喪神が、かつての彼である。同じく馳せ参じた数々の付喪神と共に、彼女を再び空へと君臨させたのだ。一世一代の大仕事を終え、以降数百年は以前と変わらぬのんびりとした暮らしをしていた。同時に産まれた片割れと共に、人の織り成す世をじっと見守って。

__時は平安。とある人々の間で、いくつかの噂が囁かれるようになった。
曰く、山の神社には二柱の付喪神が御座すらしい。
曰く、世に蔓延る邪を祓う力を持っているらしい。
曰く、条件さえ呑めば力を授けて下さるらしい。

始まりはそんな眉唾ものの噂であった。
然し次第に、どう捻れてしまったのか、神を殺せば神業を継承するのだとすり替わってしまった。
まともな判断力を持つ者であれば馬鹿馬鹿しいと、罰当たりだと一蹴する話であったが、不幸にも真に受けて我こそはと名乗り出る気狂いの一族が存在してしまった。

二柱は何も知らぬまま、人を神社へと招き入れた。
いつものように、己らの力を頼って訪れたのだと思い込んでいたから。人は神を害することは無いと信じていたから。
それでも、そんなことは無かった。

優しかった女神は、回復の見込みがないほど酷く傷付けられ、信用を裏切られた悲しみで堕ちてしまった。
堕ちた女神は人を怨み、数多の人を殺め、最終的に人の手によって殺された。
明るかった男神は、穢れた姉の血を被り、消せぬ呪いをその身に受けてしまった。
呪われた男神を人は恐れ、女神の二の舞にならぬようにと蔵の地下深くへと閉じ込めた。

男神は悲しみに暮れはすれど、決して人間全てを恨むことなどしなかった。
女神とは違って、人間は弱く理解の及ばぬ力を恐れ害するものだと薄々気付いていたから。
かつて女神の語っていた「 人間は愛おしいモノ 」だと言うことを、忘れてしまいたくは無かったから。

それでも片割れを失った喪失感は拭われない。
目覚めてからはずっと探している。
片割れを奪い、己を封印した一族の末代を。
探しながら、優しかった女神が信じて守りたかったであろう人間が織り成す世を今もじっと見守っている。義務であるかのように。
眠りすぎてしまったからか残るのは喪失感だけで、肝心の片割れの死なんてもう覚えていないけど。

[ 素顔 ]
普段は隠れている素顔は、元はかなり整った顔立ちをしていた。三角形に近い太めの眉はキリッとしていて我の強さを表現するよう。右目は光を吸収するような漆黒。左目は灰色で、瞳を縦に割るように亀裂が入っている。顔の右半分は醜く焼け爛れ、未だに焼け付くような痛みと纏わりつく言い表しようのない寒気と末永いお付き合いをしている。
同じように着物の下にも所々火傷のような呪跡が刻まれており、必然的に上から隠すようにして衣服を纏っていることになる。
素顔を見られるのを嫌がる最大の理由はこの呪跡。
好機の目で見られるのも、憐憫の目を向けられるのももうウンザリ。見られなければ、何とも思われないだろ。

【SV】
「 ふはははは!如何にも!鈴に宿る付喪神八雲とはこの俺のことである! 」
「 楽しいことは好きだ。唄に踊りだろ、楽器の演奏もあれば愉快だよな!何となく昔を思い出す感じがする。 」
「 一人は嫌いじゃない。忘れられてしまうことは、悲しいし怪異に堕ちたくないケド! けど、忘れられないままずっと独りなのは、地獄だろ。 」
「 はいダメー! 仮面の下は有料でーす! 神社立て直せるくらいの金持って出直してきなァ! 」
「 アー、この布? ふっふっふっ、唯の布っきれだと思って侮るなかれ! 俺にかかれば岩も砕けるぜ! …………うわ、本当にできた……こわ…………。 」
「 いいかよく聞け。度数三十までの酒は全て水。 」
自作しました🥺
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