世界観

概要・用語

初めまして、「籠目籠目」企画者の田中と申します。

本企画は大正昭和初期を時代背景とし、
和風×対立戦闘×主従をテーマにした
3L創作なりきり企画となっております。

素敵な御縁をお待ちしております。

この世界には人の様で人では無い、不思議な者達が居る。温和な者も居れば、人間たちに悪意を持っている者も...その本質はどれも「神」ではあるのだが、彼らを見ることが出来ない人間達からすれば、神々が干渉した全ては如何せん不可思議な現象でしかない。それを不気味に思った人間達から、古来より【妖(あやかし)】と一括りに扱われている。

妖の中でも特に人々の営みに深く寄り添ってきた者達がいる。人間の手により作り上げられてから、長い年月を経た道具などに神が宿ったモノ。その宿り主である彼等を【付喪神(つくもがみ)】と言う。

付喪神は今日まで幾分と長い時を人と共に在ったが、中には忘れ去られ、粗末にされ、堕ちたかの者達もいる。我等はそれを【怪異(かいい)】と呼ぶ。人間の手により生み出された怪異は、皮肉なことに人々の生活を脅かすこととなった。

国家機密部隊

人ならざる者たち。所謂「怪異」の殲滅を行う為、大日本帝國の政府によって作られた機密部隊。怪異とほぼ同等の類である「付喪神」も殲滅の対象であり、付喪神と手を組んでいる「秘密結社」も敵として扱っている。一般人相手には国家直属の警察として名乗っているが、裏社会の人間達は別名として彼等を【政府】や【軍】と呼ぶ。

機密部隊に入るには、神々と干渉できる強い妖力を持っていることが条件となり、代々妖力が強い家柄として機密部隊へ所属している者もいれば、単純にその能力を高く評価された者もいる。

秘密結社とは違い、機密部隊では立場による権力差がより濃くのしかかっている。

秘密結社

別名【組織】とも呼ばれる此処には生まれながらに妖力を持ち、妖と共に育ち、様々な事情を抱えた者達が集まって"家族"として身を寄せ合う。中には妖に対して多大な興味を抱いてやって来た者や、怪異から身を守るためにやってきた変わり者も居るようだ。

組織の中には付喪神と契約を交わし、その能力を借りながら戦っている者達が多く在る。そんな彼等は怪異の殲滅の他に、怪異絡みの事件解決や、妖や政府についての情報収集、更生の可能性がある怪異が付喪神へと戻れるように手助けをしたりしている。

妖力

生まれながら人間に備わっている力のこと。
普通の人であれば、何かに憑かれている、何かと共にある、身の回りで不気味で不可解な現象が増えたと感じる程度だが、妖力が強い人間ほど、付喪神や怪異など所謂神々を実際に「視る」また言葉を交わしたりと深く「干渉」することができる。

契約

妖力を持った人間と付喪神が儀式を行い、契りを取り交わすことを契約と言う。契約を交わせば、契約者である人間は付喪神の持つ「能力」を加護として継承・使用することができる。その力を借りて怪異と戦っている者が秘密結社である。

ただし、例外として同類殺しをしようと目論んでいる付喪神や怪異、秘密結社を疎ましく思う付喪神や怪異が、裏切ってまでも権力を欲する機密部隊の人間と一時的に秘密裏で利害関係の契約を結ぶこともあるそうだ。

顕現

人間が契約を交わした付喪神を呼び出すこと、或いは自身の持つ武器を召喚することを「顕現」という。顕現の方法は人さまざま。